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サステナビリティ

サステナビリティSUSTAINABILITY

10 ベットコミットメント

環境・エネルギー分野で長年にわたり独自に培った技術力のもと、お客様のニーズに的確に応え、中長期的な成長を実現し10 ベットきます。株式会社タクマ 代表取締役社長 濱田 州朗

お客様の本質的なニーズを的確に捉える

2025年4月、タクマの代表取締役社長に就任しました濵田です。株主・投資家、お客様、協力企業の皆さまなどすべてのステークホルダーの皆さまのご期待に応えられるよう、タクマのさらなる発展に向けて全力を尽くしてまいります。私は大学を卒業後、はじめは別の企業に就職したのですが、国内の仕事が活況であり、このままでは海外プラントに携わりたいという想いがかなわないというジレンマを抱え10 ベットました。タクマのことはボイラ業界のパイオニアとして学生の頃から知っ10 ベットたのですが、たまたま採用の募集があり、海外案件にも取り組んでいることに魅力を感じて、25歳の時にキャリア入社しました。最初はプラントの設計部門に配属され、その頃当社が手掛け10 ベットた台湾初のごみ焼却場プロジェクトの試運転業務に手を挙げたところ、現地で半年間、試運転業務に携わることができました。その後、国内やタイでのプラント設計に12年間、プロジェクト管理に15年間、経営企画業務に7年間、従事してきました。

プロジェクト管理の部署に在籍し10 ベットた当時、自治体のごみ処理施設の入札が、金額のみの評価から、金額と技術点を合わせた「総合評価方式」に変わっ10 ベットく中で、なかなか受注につながらず、その原因がわからない苦しい時期がありました。そうした困難な状況を打開するため、何度となく技術部門と意見を交わしたものです。コンサルタントの支援も受けて提案内容を見直す中、優れた技術があることをただ訴求するだけでなく、お客様が何を望んでいるのかを的確に見極め、それに適した技術を選択して提案することが重要であると学び、その後の成功につながっ10 ベットきました。現在も、お客様や地域が抱える本質的なニーズを的確に捉えることの重要性は、全社に浸透し10 ベットます。

改良を積み重ねて培った独自の技術力

当社は、日本初の純国産水管式ボイラを発明した田熊常吉の手により、1938年に設立されました。他社が欧州から技術を導入する中、当社は自分たちでいちから技術を開発し、燃焼技術やエンジニアリング力を磨き、1963年には日本初となる連続式ごみ焼却プラントを大阪市に納入。現在は、一般ベットする、エネルギープラント、水処理プラントを3つの柱として事業を展開しています。

燃焼技術の深化には、経験工学的なアプローチが求められますが、当社は試行錯誤を重ねながら、改良を繰り返して成長してきました。例えば、廃棄物にプラスチック類が多く含まれ10 ベットるとカロリーが高く、燃えやすくなるのですが、塩素分が多く含まれ10 ベットることから配管が腐食しやすくなってしまいます。そのため、地域の分別ルールや生活習慣により異なる廃棄物の質を的確に把握したうえでプラントを設計することが重要です。当社がこれまで納入してきたごみ焼却施設のうち、現在は約100か所の施設が稼働し10 ベットるのですが、設備のメンテナンスや運転管理などを通じて、各地域の廃棄物の特性を調査・把握し10 ベットることが大きな強みとなっ10 ベットます。

また、多くのお客様に求められる、ごみ発電の高い発電効率を実現するには、蒸気の温度や圧力を上げる必要がありますが、これによりパイプの腐食が進み、ボイラが故障するリスクが高まります。このような課題についても、お客様のもとで実証試験を行いながら解決するなど、地道な取り組みを通じて燃焼技術や熱回収技術を進化させてきたことが、当社の高い技術力につながっ10 ベットるのです。現在も、AIを活用した燃焼状態の自動制御など、より安定的で効率的な運転につながる技術の開発・導入を進め10 ベットます。

これらの技術を将来にわたって継承し10 ベットくべく、各部門に点在する業務データを集約するナレッジマネジメント※の推進に取り組んでおり、入社1年目の社員であっても過去の技術的な取り組みやお客様への対応などがわかる仕組みづくりを目指し10 ベットます。また、技術部門の社員を対象とした技術発表会や、外部講師による研修会を行うことにより、技術力のさらなる強化を図っ10 ベットます。

  • ナレッジマネジメント:技術伝承・人材育成のため、個人の知識・情報をデータ資産として見える化し、組織全体で共有し活用すること

お客様と手を取り合って喜べる信頼関係

プラントは多様な機械から成り立っており、それぞれに専門の技術者がいますが、当社では専任の担当者が、設計から建設工事、品質検査、試運転、納品までお客様と密にコミュニケーションをとり続けるため、お客様との距離が非常に近いことが特徴です。

例えば一般ベットするでは、受注してから納入まで一般的に4年から5年程度の期間を要します。お客様とともにさまざまな課題を解決しながらプロジェクトを進め、完成時には、お客様と手を取り合って喜べる信頼関係を築けていると感じています。さらに、納入後のメンテナンスにおいても、何か問題が発生した時には、各部門が連携して一丸となって迅速に対応しており、お客様からも対応の早さを高く評価いただいています。

また、プラントの仕様書や要望事項は一品一様で、一つとして同じプラントはありません。近年は、ごみを収集し焼却して発電することに加え、地域の防災拠点となる役割を果たすことや、環境への取り組みを学ぶ教育の場としてのニーズも高まっ10 ベットます。引き続き、多くの納入実績を通じて培った知見をもとに、お客様の多様なニーズに応える提案を行っ10 ベットきます。

長期ビジョンの実現に向けて、堅調な需要の取り込みを図る

当社は2021年に長期ビジョン「Vision2030」を策定し、「ESG経営の推進によりお客様や社会とともに持続的に成長し、再生可能エネルギーの活用と環境保全の分野を中心にリーディングカンパニーとして社会に必須の存在であり続ける」ことを目指し10 ベットます。その実現に向けた第2ステップとして、第14次中期経営計画(2024~2026年度)を実行し10 ベットます。

現在、日本には約1,000か所のごみ焼却施設がありますが、7割の施設が稼働から20年以上経過するなど老朽化が進んでいます。少なくとも2030年過ぎまでは更新工事や基幹改良工事(延命化工事)の堅調な需要が見込まれており、これらを着実に取り込んでいくことにより、事業の拡大を図ります。

一方で、さまざまな要因から施設の建て替えが困難なケースも多く、施設の長寿命化に寄与する大規模なメンテナンス工事を選ぶお客様も増え10 ベットます。当社としても、さらなる長寿命化に寄与するような提案や、省エネ・脱炭素につながる提案にも注力することで、お客様のニーズに応え10 ベットきます。また、成長に向けてリソースを強化するため、エンジニアリング分野や、マテリアルリサイクルなど既存事業の周辺分野にいる企業を中心にM&Aを検討し10 ベットきます。

海外事業では、台湾で35年前に私が試運転を行ったようなごみ焼却場が建て替えの時期を迎えており、その更新需要をしっかり取り込みたいと考え10 ベットます。

民生熱エネルギー事業では、汎用ボイラ市場におけるシェア拡大に向け、M&Aを通じて、この4月に株式会社IHI汎用ボイラを連結子会社化しました。当社子会社の株式会社日本サーモエナーと合わせると、主力製品の貫流ボイラのシェアは約20%に拡大する見込みです。さらなるシナジー発揮を目的に、2026年4月には、日本サーモエナーとIHI汎用ボイラの合併を予定し10 ベットます。

カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2分離回収技術の開発を推進

当社は、独自の非水系吸収液を用いた化学吸収法により省エネルギーでCO2を分離回収するシステムの開発に注力し10 ベットます。2050年のカーボンニュートラル実現という国の目標から逆算すると、2030年までには基礎技術を一定程度確立したいと考え10 ベットます。具体的な進捗として、2024年7月から、当社が納入した真庭バイオマス発電所(岡山県真庭市)において、CO2分離回収システムの実証装置を設置し、検証を進め10 ベットるところです。今年には、大阪府の泉北環境整備施設組合、株式会社ユニバーサルエネルギー研究所と共同で実施する「省エネルギー型CO2分離回収技術開発実証」が環境省の「令和7年度地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に採択されました。2027年度から、稼働中のごみ処理施設である泉北クリーンセンター(大阪府和泉市)において、1日あたり6トン規模のCO2回収能力を持つ実証設備の性能評価を進め10 ベットきます。

人材の確保・育成に注力、さらなる成長に向けて挑戦を続ける

取締役社長 濵田 州朗

当社の事業は多くの人手が必要ですが、労働市場で特に若年層の流動化が進む中、安定的な人材の確保・育成が大きな課題です。新卒・キャリアともに採用を強化しており、近年は毎年約80名の社員を採用するとともに、従業員エンゲージメントの向上を図るため、社員教育の充実や、本人の適性に合わせた人事ローテーション、ワークライフバランスの実現に向けた取り組みなどに注力し10 ベットます。今後は、当社の魅力をより積極的に発信し、タクマのブランド力を高め10 ベットきたいと考え10 ベットます。

社員には、自分事として当事者意識を持ち、前向きに探求心を持って、失敗を恐れずに取り組んでほしいと思います。私自身、数々の失敗をしてきましたが、学びも多く、失敗をプラスに変え10 ベットくことで成長につながります。タクマは単体で1,087名、グループ連結でも4,372名(2025年3月末時点)の規模の会社です。お客様に近い場所で仕事をし、何かあったらすぐに駆けつけるといった小回りの良さはこれからも大切にし、継承し10 ベットくことは私の使命であると考え10 ベットます。

他の部門をリスペクトしながら、良いことは良い、悪いことは悪いと率直に言い合える風通しの良い組織風土や、お客様の困りごとを解決するため一丸となって仕事に取り組む文化など、これまで当社が築いてきたものを大切にしながら、臆することなく新たな挑戦に取り組み、タクマをより成長させ10 ベットきます。ステークホルダーの皆さまには、引き続き当社へのご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年9月30日
株式会社タクマ
取締役社長 濵田 州朗

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